寝室

寝室の照明器具について

寝室

自分の部屋は、ココロとカラダを休める空間なので、照明はリラックスできる雰囲気づくりのできるものを考える必要があります。

快適な睡眠のために、直接光が目に入らないようにすることと、リラックスできる光を調整することが大事になってきます。


寝室においては、就寝前、就寝、就寝途中、起床時の、4つの場面を考えた照明の配置を考えます。

就寝前、ベッドなどで過ごすとき、どこにどんな照明器具があったとしても、すべて手元で操作できるのが好ましいです。読書などをして、そろそろ休もうとしたとき、いちいち照明を消しにまわるのは、大変面倒です。声だけでお願いできるアレクサなどがあると便利です。

就寝時は、これは就寝時でなくても、照明が直接目に入って、まぶしさを感じることがないよう、視界から遠ざけた位置に照明を置くことが大事になってきます。
薄暗で、ぼんやり遠くから照らされたような照明だと、リラックスしたまま眠りにつくことができます。体を休め、労わるような居心地の良い空間を作ることが、大切です。

夜眠っているときに、突然連絡が入り、起きなければならなくなった。お手洗いに行きたくなったということがあれば、足元を照らすフットライトを設置すると良いです。LEDの照明は、まぶしくなく、全体的に弱い光なので、常夜灯のように使えます。


起床時は、就寝時とは違って、明るいしっかりとした照明が必要です。窓からの明るい陽の光を浴びることで、爽やかに目覚められるのが一番ですが、天候のすぐれない日であったり、もともとお部屋自体が暗く採光が充分でなかったりする場合でも、明るい照明を取り入れることで、パッと起きられ、朝の準備に取り掛かれます。

全体的に寝室の照明は、リラックス効果のある電球色で、それぞれのシーンに合わせて調光できるタイプのものが最適です。全般照明は、シーリングライト、ダウンライトだけでなく、壁に設置できるブラケットも寝室にはぴったりと言えます。
シーリングライトやダウンライトなどの固定された照明器具を使わず、スタンド照明を手元で操作できるのであれば複数置くのも、寝室の照明ではまた違った雰囲気を楽しめます。

・就寝前、就寝、就寝途中、起床時を考え、それぞれに合わせた調光できるタイプの照明を使う。
・ぐっすり眠るために、まぶしさを感じることのない、照明器具の配置を考える。
・常夜灯の役割もあるフットライトを設置する。
・シーリングライトやダウンライト、間接照明になるブラケット、スタンド照明などが寝室におススメの照明器具である。


参考文献

安斎哲(2018).『世界で一番やさしい 照明』.建築知識
安斎哲(2021).『世界で一番くわしい 照明-最新版-』.株式会社エクスナレッジ
Re:CENO(リセノ)(2023).『ナチュラルヴィンテージで作る センスのいらないインテリア プロが教えるセオリー&アイデア』.翔泳社